お金の勉強をする時に読む本って節約や資産運用がメインになりがちですよね。
そんな中、お金の教養本を読んだ時の面白さって強烈じゃないですか?
もうどの本を読んでも言いたいはある程度想像できたはずなのに
全然自分の知らなかった世界がある!!
なんて思ったことをぼくは覚えています。
そうなるとまた違うお金の教養本を読みたいと思うはずです。
そこで興味を持つのが
サイコロジー・オブ・マネー
という本。
サイコロジー・オブ・マネーのタイトルや表紙は知っているけど、読んだことってないですよね。
タイトルや表紙を見たことがある理由は恐らく
- インフルエンサーがおすすめしていた
- ベストセラーになっていた
読んだことがない理由は
なんだか難しそう
だからではないでしょうか。
なので今回はぼくが実際にサイコロジー・オブ・マネーを読んで、書評を記事にしました。
結論
全然難しくなく、知っておいたほうがいい行動や考え方がたくさん書かれています。
特にぼくが面白いと思ったところを3つ取り上げました。
ぜひ最後まで見ていってください!
サイコロジー・オブ・マネーはどんな本?
本書は
お金にまつわる人間心理について
書かれた本です。
2018年に発表されて100万人以上の人々に読まれた「サイコロジー・オブ・マネー」というレポートを書かれた著者はこう言っています。
経済的な成功をするに、何を知っているからは重要でなく
頭の良さより行動が大切
ということがわかります。
経済的成功を収めた資産家や著名人が転落していった時のお話しがたくさん出てくるので、イメージがしやすいです。
お金の不安を無くして、経済的に自由になりたい!
と考えている方が
お金に対する考え方や行動の仕方
を学ぶことができます。
本書の面白かったところ
ぼくが実際にサイコロジー・オブ・マネーを読んで面白かったところを3つ紹介します。
「足るを知る」という考え方
足るを知るとは
周りの人より収入が少なくても、自分が不自由なく生活できていることに満足しよう
という考え方です。
収入を上げようといくら頑張っても上には上がいます。
現状で不自由なく生活できているのに、上にいる人を追い越そうとしがちです。
確かにぼくも不自由なく生活していますが、今の収入に満足しているとは言えない・・・
なので十分な資産を築いたのに、大金を求めてリスクを負い、お金だけではなく信頼までも失う人が出てくるのだそう。
本書で引用されていた投資の神様ウォーレン・バフェットの言葉がすごく刺さりました。
不要なものを欲すると愚痴や不満が生まれると思うので、毎日不自由なく生活できていることにまず感謝が大事だと捉えました。
お金持ちは沢山お金を使う人のことではない
お金持ちとはお金をつくるのが上手な人であって、お金を沢山使う人のことではありません。
ぼくらの思う「億万長者になりたい」は
「一億円使って好きなことをしたい」と同じ意味で
億万長者になることと正反対であると本書に書かれていました。
フェラーリに乗っている人がお金持ちとは限らず、「本当の富は目で見ることができない」と言っています。
車のローンを払うので毎月精一杯・・・
気軽に遊びに行けない・・・
と思いながらフェラーリに乗っている方もいるかもしれません。
どうしてもお金持ちはお金を沢山使う人というイメージがあるので、見た目だけで判断していまいがちです。
買い物ばかりしているとモノは増えますが、お金は減ります。
当たり前のことかもしれないですが、お金を持つと忘れちゃう!
富を築くためには自制心が大切です。
自分がどんなゲームをしているのか確認する
本書では投資を市場のゲームと呼んでいて自分がどんなゲームをしているのか、
改めて言葉に書き出して確認すること
をおすすめしています。
投資をしていると様々な経済ニュースに敏感になります。
今のこの業界が熱い!
右肩上がりで成長していくはずだ!
恐らくこういった情報を参考にするのは短期的に利益を求めるゲームをしている方です。
ぼくのような老後資金をつくるために投資をしている人とは全く違うゲーム。
自分がどんなゲームをしているか明確にしないと、
「今持っている投資信託を売って、成長する企業に個別投資をしたほうがいいのかな」
となってしまいます。
投資に対する考え方は人それぞれ違うので、他人の言動に惑わされてはいけません。
そのために自分がどんなゲームをしているのか、確認する必要があります。
本書の詳細
サイコロジー・オブ・マネーの情報についてまとめます。
どんな人におすすめか
本書はこんな方におすすめです。
- お金についての教養を学びたい
- 節約や資産運用のハウツー本に飽きてきた
恐らくこの本を読むことを考えられている方は、固定費削減や新NISAなど資産を増やすテクニック、ハウツーを学んできたと思います。
本書は今まで学んできた内容と違って、行動や考え方の大切さを実感できるので楽しく読むことができるはずです。
著者はどんな方か
この本を書いたのはモーガン・ハウセルさん。
アメリカの投資会社で働く現役の金融プロフェッショナルです。
大手媒体にファイナンス記事を寄稿していて、コラムニストとしても活躍されています。
訳者の方について
この本を翻訳したされたのが、児島修さん。
児島さんが翻訳された本はサイコロジー・オブ・マネー以外もヒットしてます。
その中でおすすめなのが「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」
こちらもお金の教養本です。
まとめ:みんなが使える普遍的な内容が詰まっている
今回はサイコロジー・オブ・マネーを実際に読んで、書評をまとめました。
本書に書かれている言葉は、著名人やインフルエンサーの方からも聞くことが多いです。
なんかこの言葉聞いたことあるぞ!??
という箇所がいくつかありました。
つまりみんなが大事にしている普遍的な内容が書かれているということだと思います。
失敗をしないためには、過去や歴史からパターンを学ぶことが必要です。
それを本書であれば学ぶことができます。
ぜひ一度手に取って読んでいただけると幸いです。
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