老後資金を確保しようと思った時にNISAを使って投資をしようと思う方は多いのではないでしょうか。
そこでネックになってくるのが年齢。
50代の方は
今から投資をしても遅いよ・・・
と思うはず。
なぜなら投資は複利の力で資産が増えていくので、早めに始めたほうが効果が大きいからです。
周りの人に聞いたり、YouTubeの動画を見ると貯金をしたほうが安心という意見も多いので、なかなか投資に一歩踏み出せないですよね。
そこで今回は
50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?
という本を読み、内容を要約して紹介。
結論
50歳以上で投資を始めることは決して遅くありません。
今から始める価値は十分あります。
この記事と本書を読んで老後資金の悩みを解消しましょう。
本書の著者である鬼塚祐一さんはこんな方です。
鬼塚さんは元々数学が苦手で文系の大学に入学するもほとんど出席せず、バンド活動に明け暮れていたそう。
そんな方が今は資産運用のアドバイスをする仕事をしています。
鬼塚さんはこう言っています。
投資をするのに、天才的な数学の才能や、ものすごく難解な知識は一切不要です。
引用元:50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?
なので本書もわかりやすい言葉で書かれていました。
本書を読んでわかることは以下のとおり
- 50歳からのNISAを使った投資方法
- 老後資金の取り崩し方
- おすすめの投資商品
- おすすめの証券口座
それでは一緒に学んでいきましょう!
50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?を読んだ学びと要約
50代と50代未満で違うこと
投資の原則は
分散、長期、積み立て
ですが
著者の鬼塚さんは本書で50代からの投資のポイントは
株式と債券の分散投資、長期投資、リバランス
と言っています。
リバランスをすることによって
安くなった株式や債券を買うことができて、高くなった株式や債券を売ること
ができるので
値上がりや値下がりのリスクを抑えることが可能。
特に大事なのが株式だけではなく債券にも投資することです。
債券は値動きが少ないローリスク・ローリターンの金融商品。
50代からの投資で株式のみの投資だと値動きが激しく暴落が起きた時に精神的負担が重くなるので、債券にも分散して投資することが必要になってきます。
なぜ50代以降は投資なんてやめとけと言われるのか
その理由は新NISAで期待リターンが大きく人気の投資信託は株式のみで構成されているから。
人気の投資信託は以下のようなものです。
- S&P500
- オールカントリー
資産運用の勉強をしたことがある方であれば一度耳にしたことがあるのではないでしょうか。
人気の理由は
世界経済の中心であるアメリカを中心に多数の企業に分散して投資ができるからです。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットが亡くなった後の投資先として、遺族となる身内に残した遺言が
投資資金の9割は米国株S&P500インデックス投信に投資せよ
引用元:“世界一の投資家”ウォーレン・バフェットが身内に伝えた「自分が亡くなった後の投資先」とは
それぐらい信頼のある投資信託です。
ただ高いリターンが期待できるのは20、30年と投資を続けた場合のお話し。
もし50代以降リーマンショックのような暴落が起きた場合に耐えられる人は少ないので
50代以降は投資なんてやめとけ
と言う方がいるのです。
50代におすすめのNISAを活用した投資術
50代からNISAを活用した投資する時のポイントは3つ
以下の点は実際に本を買って確認してください。
- どこの証券会社を使えばいいのか
- 投資信託の商品名
- 国内、国外の投資割合
可能な範囲で積み立てをする
まず今からどれぐらいの期間、積み立て投資ができるか考えます。
50代以上の方であれば10年以内になる方がほとんどのはずです。
大事なのが無理のない範囲で毎月積み立てること。
投資のために生活が破綻しては意味がありません。
もし
積み立てる期間がないよ・・・
という方がいれば貯蓄を使って一括投資がおすすめです。
株式と債券に分散投資をする
割合が50%ずつになるように株式と債券の投資信託に投資をします。
そして投資する地域を国内、海外に分けてさらに分散させます。
そうすることで、年平均約6%のリターンが期待できるとのこと。
現在日本のメガバンクの預金金利が0.02%ということを考えると、この投資方法の凄さがわかります。
投資は継続しながら必要な分だけ取り出していく
積み立て期間が終わったら、毎月必要な分だけ取り出していきます。
残った分は引き続き資産運用です。
もしその間に大暴落が起きたとしても大丈夫。
株式と債券に分散投資をしていれば大暴落が起きても、6年で元に戻るという実績があります。
そして運用を続けることによって急な株価の上昇の恩恵を受けることも可能です。
これを本書では「じぶん年金戦略」と呼んでいます。
本書を読んで変わったこと
30代のぼくが本書を読んで学び変わったことを紹介します。
befor
NISAを使って資産運用をしていますが、取り崩す時のことはあまり考えていなかったです。
退職する時にどれぐらいの資産になっているのか想定せずに、ひたすらお金を貯めて運用することだけ考えていました。
after
本書で紹介されていたツールを使った結果
- 退職した時の想定の資産額
- 老後毎月取り崩せる金額
がわかりました。
退職した時の想定の資産額
退職した時の想定の資産額については著者の鬼塚祐一さんのツールを使います。
引用元:1級FP鬼塚祐一の小学生にも分かる投資の授業
期待リターンは本書に記載されている投資方法を行ったと仮定して6%と入力。
結果、2,000万円以上の資産になる計算でした。
老後毎月取り崩せる金額
老後毎月取り崩せる金額は大和アセットマネジメントのツールを使います。
取り崩しシミュレーションを選択し取り崩しを始める年齢を設定。
取り崩せる金額は?タブを選択し、情報を入力します。
引用元:人生100年時代シミュレーション
ぼくの場合は今の月収と同じぐらいの金額を取り崩せる結果になりました。
結果が数字で見れたので自分の資産運用に自信が持てました!
これで老後も安心です!
まとめ:NISAを使った投資は50歳からでも遅くない
今回は50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?を読み勉強になった部分を要約しました。
ポイントをまとめると
- 50代からでもNISAを使って老後資金を確保できる
- 投資方法は50代と50代未満で異なる
- 投資商品によっては50代からの投資はおすすめできない
- 50代未満の方は取り崩し方を学んだ方がいい
具体的にどの投資商品を買えばいいか、リバランスの方法などは実際に本書を読んで確認してみてください。
みなさんの老後資金の不安や悩みが少しでも解消できれば幸いです。
早速NISAを使って投資を始めてみましょう!
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