お金の勉強のために本を読もうと思っても、なにから手を付けたらいいのかわからなくなるはず。
そんな時に便利なのが、Amazonのランキング。
やっぱり読むなら今売れている本がいいですよね。
そして現在(2024年4月時点)ランキング上位にあるのが
きみのお金は誰のため
というタイトルの本。
お金の勉強といえば節約や資産運用、リタイヤ術のことだと思うので、この本がどんな内容なのかイメージしにくいですよね。
なので今回はぼくが実際に本書を読んだ感想を記事にしました。
結論お金の勉強になる本です。
節約や資産運用、リタイヤ術の前に学ぶべき前提知識が書かれています。
その中で勉強になった一節も紹介。
ぜひ最後まで見ていってください!
「きみのお金は誰のため」はどんな本?
「きみのお金は誰のため」は小説形式でお金の勉強ができる本です。
決して裕福ではない家庭で育ち、
年収の高い仕事に就きたい
と考えている中学生が主人公。
話しは、投資銀行で働いている女性と偶然出会うところから始まります。
その女性は「お金の錬金術師」と呼ばれている資産家からお金の講義を受けにいくところでした。
主人公の中学生も一緒にお金の講義を受けることになります。
二人がは「お金の錬金術師」から講義を受けてお金に対しての考え方が変わっていくストーリーです。
この本を読んだ理由
この本を読んだ理由は、小説形式であったからです。
最初Amazonで上位にランクインしているところが目に留まりました。
そして商品ページをクリックすると
もうこれだけで読みたいです。
それに加え構成が小説形式。
今まで読んできた本に小説形式の本が少なかったんですが、どれも楽しく読めました。
嫌われる勇気
金持ち父さん貧乏父さん
などなど
もう読む以外の選択肢がない本でした。
勉強になった一節
本書を読んでたくさん学ぶことがありましたが、全部は難しいので3つ抜粋して紹介します。
アフリカに寄付をするのは、逆にアフリカの発展を妨げる
本書の中で資産家の知人がこんなことを言っていました。
「世界中から服が送られてくるせいで、特に西アフリカには高いお金を払って服を買う人がほとんどいません。現地で服を作っても売れないから、産業が発展しないんですよ。」
引用元:きみのお金は誰のため
服を貧しい国へ寄付をすることって良いしかないと思っていました。
でも現地には服を作って商売をして、生活をしようとしている方もいるんですよね。
AIが発達してきて、仕事が無くなると言われています。
今まで人間やってきた仕事がAIで代替できるようになる可能性があるからです。
絵を描いたり、ぼくみたいに文章を書いている方は将来が心配になってるのではないでしょうか。
寄付をする人とAIが同じ立場になっている考えることができます。
ちなみに資産家の知人はアフリカで作られた服を日本で売る活動をしているんです。
これには
なるほど!その手があったか!
と思いました。
視点を変えることが大事なんだと思います。
格差を無くした人たちがお金持ちになっている
国内の経済格差について話題を見ることはないですか。
今後お金持ちはさらにお金持ちになって、貧しい人との差が拡がっていくというような。
そうなると
お金持ちばかりずるい!!!!!!
なって感情的になる方もいるはずです。
ただ本書でお金持ちの資産家はこのように言っています。
「みんなを等しく便利にした会社の創業者が、結果的に大金持ちになった」
引用元:きみのお金は誰のため
現在当たり前に使っているテレビって昔はお金持ちしか使えず、庶民の娯楽は新聞や紙芝居だったそう。
今の時代の娯楽はスマホがメインだと思うんですが、ぼくら庶民もお金持ちも同じ物を使っているんです。
なので昔に比べて庶民とお金持ちの経済格差は無くなってきています。
そしてお金持ちって
スマホや通販、SNSなど
庶民とお金持ちの格差を無くすサービスを作った方々なんです。
格差に対して不満を叫ぶ人ではなく、格差を無くそうと取り組んだ人がお金持ちになるなんてなんだか胸が痛くなりますよね。
社会貢献、他社貢献が人を豊かにするんだと改めて思いました。
税金を払った恩恵は常に受けている
毎月の給与から天引きされている税金が無かったらどれだけ嬉しいか、と思ったことはないですか。
本書で主人公も税金に対して不満を漏らしていました。
それに対して資産家のお金持ちは、税金が公務員の給与になっていることを伝えた上でこう言っています。
「たとえば、警察官が十分にいるから、みんな安心して暮らせる。治安の悪い外国やったら、ボディガードを雇えるお金持ちしか、身の安全を守られへんところもある」
引用元:きみのお金は誰のため
日本は治安が良くて当たり前になっていましたが、それは警察官の方がしっかり取り締まってくれているからなんですよね。
警察官も給与がないと働くことができません。
これは道路や公共施設などのインフラにも言えることです。
ただ引かれているだけと思っていた税金ですが、しっかり恩恵を受けていました。
そしてぼくらの税金だけでは警察官の一人も雇えないことを理解しないといけません。
多額の税金を支払っているお金持ちには感謝です!
読んだ感想
お金への理解を深めるには、視点を変えることが大事だと感じました。
どんな視点かというと
- お金をもらう立場の視点
- お金を払う立場の視点
- お金持ちの視点
- サービス提供者の視点
お金が絡むと不平不満が多くなって、感謝の気持ちを忘れがち。
治安だけではなく、美味しいご飯が食べることができたり、離れた友人と連絡を取ることができるのもみんながお金を使って支え合っているからできることです。
自分視点だけで生きていたらお金の奪い合いにしかなりません。
他社の立場になって考えれば、気持ちのよいお金の使い方ができるはずです。
まとめ:楽しく読めるお金の自己啓発本
今回は「きみのお金は誰のため」を読んだ感想を紹介しました。
お金を稼ぐ、貯める、増やす本を中心に読んできたぼくには新鮮な情報でいっぱいの本でした。
まさにお金の教養本です。
ハウツー本ではないので、自己啓発本を読むのと同じ感覚で楽しく読んでみてください。
読み終わった後は、なんだか自分がたくましくなった気分になりますよ。
最後までありがとうございました!
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